てっの一番いいブログ

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AKB48 チームK「逆上がり」公演 武藤十夢卒業公演 (2023/3/8) セットリスト・感想・レポート

2023年3月8日(水) 18:30~
AKB48 チームK「逆上がり」公演 武藤十夢卒業公演

 

出演

市川愛美・上見天乃・大西桃香・奥原妃奈子・小田えりな・小林蘭・下口ひなな・髙橋彩音・田口愛佳・服部有菜・濵咲友菜・武藤十夢茂木忍・山内瑞葵・山根涼羽・山邊歩夢・湯本亜美岩立沙穂中西智代梨向井地美音・武藤小麟・大森美優佐々木優佳里田野優花平田梨奈

 

感想

十夢の思い出

武藤十夢さんと出会ったのは2012年。当時のチームAの一員であった指原莉乃さんが、みなさんもご存知のように途中で脱退して、目撃者公演でその指原さんのアンダーを務めたのが十夢。前田敦子さんの卒業公演や、千秋楽にも出演していました。この時の十夢のパフォーマンスというか纏っている雰囲気がとても光るものを感じて、注目するようになりました。同時期に総選挙での躍進からのShow fight!の誕生、東京ドームで昇格、と一気に階段を駆け上がっていって、面白いと思って追うようになりました。

その後、十夢が昇格して最初に所属したチームは大島チームK。まだロビ観に行っていた頃は大島チームKもよく見ていて、特にスクラップ&ビルドとGlory daysの十夢のパフォーマンスが好きでした。大島チームKでは大島優子さんが十夢をすごい可愛がっていて、有名な「優魂継承」という言葉もありますが、当時は優子推しでしたので、十夢への興味は強くなるばかりでした。

その辺りから十夢の握手会にも通い始めました。十夢は本当に話しやすくて、聞いてくれるのと話してくれるバランスが絶妙です。卒業コンサートでも卒業公演でも、後輩メンバーが「十夢さんが話しかけてくれて嬉しかった」というエピソードが山のようにありましたが、それはおそらく我々ファンにも同じで、十夢と話すのはいつでも絶対に楽しいという安心感がありました。誕生日と伝えた時はこんなに全力で祝ってくれたり、

楽しい思い出がいっぱいあります。絶対的な信頼が合ったので、握手会の1日の最後はいつも十夢にしていたくらいです(ショートケーキのイチゴを最後に食べるタイプ)。

私は推しの卒業を何度か経験していますが、大島涼花さんが卒業した時も、樋渡結依さんが卒業した時も、久保怜音ちゃんが卒業した時も、まだ十夢と、同じくずっと通い続けているゆいりーがまだ残っているから、もう少しAKB48を見ようと、AKB48のファンを続ける防波堤になっていました。10年以上1シングルも欠かさず通いました。それが無くなるという現実はまだ実感がありません。

 

卒業公演セットリスト

逆上がり公演
M00. overture
M01. 掌 (武藤十夢市川愛美・小林蘭・田口愛佳・服部有菜・濵咲友菜・山内瑞葵・山根涼羽)
M02. 逆上がり (同上)
M03. 否定のレクイエム (同上)
M04. その汗は嘘をつかない (同上)

ーMCー

M05. エンドロール (大西桃香市川愛美・田口愛佳・下口ひなな)
M06. わがままな流れ星 (武藤十夢茂木忍)
M07. 愛の色 (服部有菜・濵咲友菜・小林蘭・山内瑞葵)
M08. 抱きしめられたら (小田えりな・髙橋彩音湯本亜美)
M09. 虫のバラード (武藤十夢)

ーMCー

M10. フリしてマネして (武藤十夢・上見空乃・大西桃香小田えりな下口ひなな・髙橋彩音・山邊歩夢・湯本亜美)
M11. 海を渡れ (同上)
M12. 街角のパーティー (同上)

ーMCー

M13. ファンレター (武藤十夢市川愛美・奥原妃奈子・小林蘭・田口愛佳・濵咲友菜・茂木忍・山邊歩夢・山根涼羽)

EN1. 不義理 (武藤十夢市川愛美小田えりな・奥原妃奈子・髙橋彩音・濵咲友菜・茂木忍湯本亜美)
EN2. ハンパなイケメン (同上)
EN3. To be continued. (同上)

卒業公演ブロック
M01. あの日の自分 (武藤十夢ソロ⇒武藤十夢+岩立沙穂大森美優佐々木優佳里田野優花中西智代梨平田梨奈向井地美音、武藤小麟)
M02. 草原の奇跡

卒業スピーチ

M03. スクラップ&ビルド

 

卒業公演の感想

前述の通り、十夢の握手会・お話会はずっと通ってはいましたが、細々と通っていたので、まさか卒業公演に入れるとは思っていませんでした。本当に運が良くて、絶対にこのタイミングでなかったら入れなかったので、めぐり合わせに感謝です。

逆上がり公演の時間は、劇場公演は何と楽しいのだろうとずっと思ってしまうくらい、卒業の寂しさも忘れ、ただただ楽しい時間でした。卒業公演を近年流行りのオリジナルのセットリストにするのではなく逆上がり公演にしたのは後輩のためのようですが、ファンとしても最後にそのようなこの先もう見られない「いつもの」景色が見られたのは嬉しかったです。私がAKB48の曲の中で最も歌詞が好きな曲であるTo be continued.。落ちサビの大歓声も含めて特に忘れられない光景になりました。

そして、卒業公演ブロック。
卒業コンサートでも十夢の歌の話が出ましたが、なぁなさんが言っていた通りで、昔の十夢の歌は正直下手でしたよね笑 何かのイベントで、なっつんと歌ヘタ決定戦をやらされたくらい(さすがになっつんは格が違いましたが)。ソロで歌うあの日の自分を聴いて成長を感じてジーンと来ました。最後は劇場で虫のバラードを任されてましたもんね。昔だったら選択肢にすら挙がってこなそうです。自身でも歌の成長の気持ちは多分あって、だからこそ草原の奇跡という歌い出しが印象的な曲を選んだのかなと感じます。今は8人公演でなかなか全員揃うことのないチームKのメンバーが一列で歌う光景はとても感動が大きかったです。

卒業スピーチで、劇場公演で元気をもらっていたという話がありましたが、私達ファンにとっても勿論そうで、劇場公演はなんて特別な存在なのだろうと。これほどエンターテイメントとして優れたものに私は出会ったことがありません。もし劇場公演という存在がなかったら、どこかでAKB48のファンは絶対辞めていただろうな……。

最後の曲振りでの十夢のコメント「この曲はある意味私にとって始まりだった曲です。最後の1人になってしまいました。この曲を披露させてください。それでは最後の曲です。聴いてください、スクラップ&ビルド

冒頭にも書いていますが、十夢は大島チームK時代が一番熱心に追っていたため、この選曲は一番刺さりました。スクラップ&ビルドは込Kでもよくやっていましたが、コメントの通り、はっきりと大島チームKへの思いが込められていました。スクラップ&ビルドのサビの十夢のダンスが大好きなんですよね。ロビ観した日々の思い出が蘇ってきて、心が満たされていきました。

卒業スピーチで十夢が言っていたのと同じく、私もいなくなる実感が全く湧きません。11年も見てきましたからね……存在するのが当たり前になってしまっていて、目の前からいなくなるなんて、頭の中の感覚的に現実としていきなり受け止められません。また、それだけずっと興味を引き続けてくれた十夢の魅力はやはり凄かったと実感します。

十夢はタレントとしても売れていて、TV等の仕事で見られる機会も多いので、実際あまり変わらないのかなという気もしています。ここまで売れた状態に到達してから卒業してくれるのが有り難いですし、物凄いことだと思います。結果は残しているのにAKBの選抜からはすぐ外されたりと、逆境との戦いの連続だったように感じます。そんな中で最終的にこれだけの功績を残したあなたは、間違いなくAKB48の新たな道を切り開いた第一人者です。武藤十夢さんの今後の益々のご活躍を祈っています。

それにしても田野ちゃんはダンスももの凄いし、キャラクターも面白すぎます……。こんな個性の塊のようなメンバーは今いません。こんな人いたらハマりますよね、やっぱり。昔の全握でまとめ出し後の退場時に田野十夢がお見送りしてくれた回があって今でも印象に残っています(↓)。

<この項・了>